皮膚病と遠隔診療について考えました・・

coronaのせいか遠隔診療を利用している飼い主さんに時々出会います。その可能性と限界について感じたことなど

corona禍のせいか(そうでないかもしれないけど)遠隔診療を皮膚病に利用している飼い主さんに時々出会います。選択肢としては時節に合っているかもしれないけれど、ちょっとだけ注意が必要です。

以前出会ったシーズーさんは数年前に遠隔診療病院の先生が関東の動物病院で診療に来たことがあり、診察を受けたそうです。

診断は脂漏性皮膚炎。

シーズーさんの代表的な皮膚疾患です。

それからずっと、時々メールで写真を送ったりして遠隔診療で薬やシャンプーを送ってもらったりして治療を継続していたのですが、最近あまり調子が良くないのでアドバイスしてほしいというような内容でした。

四肢端の炎症が重度でシャンプー療法をスタートしたのですが・・・。

ところが・・どうも様子が違う。。。脂漏性皮膚炎にしては酷すぎる。。。これって脂漏性皮膚炎???何か色素沈着が強すぎるし、ベタベタというよりはフケが目立ちすぎる。。。

シャンプーしてみたからこそ、分かってきた事でした。。

というわけで皮膚検査。。

イヌニキビダニ
イヌニキビダニ

はい、ニキビダニ症でした。ニキビダニ症についての詳細はこちら→

ニキビダニ症は、アレルギー性の皮膚疾患でアポキルやステロイドなどの免疫を抑制する傾向のある薬を長期投与している子で時々合併します。

最初からではなく、高齢になってからニキビダニ症を発症しているケースでは内分泌系の病気(ホルモンの異常による病気)も考えないといけませんね。

わんこの皮膚病。年齢や状況と共に変化もするんですよね。それに対応するには皮膚検査を何回かしないとダメなんです。大学の診療なんて毎回皮膚検査してましたからね。。このへんは遠隔診療の限界だなぁ、なんて思ってしまいました。

セカオピとか、ある程度安定している子の相談とか、動物病院に行く前の予備知識としての相談とか。。。獣医師とネットでつながるのは良いと思いますし、遠隔診療もこれから普及していくと思います。私もやるかも??

でも悪化した時は実際に「診る」というのが鍵になることがあるかもしれません。。

この子はその後すっかり良くなりました。。

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