顎を痒がる、指の間をしきりと舐める…そんな症状が続いていた11歳のトイ・プードルの症例です。ニキビダニ症との合併もありつつ、アレルギー検査で原因食材が判明。食事の変更だけで薬なしに改善しました。
受診時の状態
トイ・プードル、11歳の女の子です。1歳未満から外耳炎や、肘の屈曲部、膝周り、尾、首などの痒みを繰り返していました。
初診時は外耳炎、顎下、眼の周りが赤く、かなり掻き壊しがありました。






皮膚検査でニキビダニを発見
皮膚検査でニキビダニが発見されました。アポキルを長く飲んでいる子は時々ニキビダニをチェックした方がよいようです。
1歳以下からの痒みからは食事アレルギー、犬種からは脂漏症も背景にありそうです。少し高齢に差し掛かっているので治療反応が悪ければ内分泌疾患なども考えなければいけません。
色々お話はしますが、初回から血液検査も内分泌検査もアレルギー検査もして、療法食も薬浴も!!なんてことはしません。よくお話して優先順位を確認しながら検査や治療を進めたいと考えています。
まずはニキビダニの駆除薬と外耳炎の治療を開始しました。
経過―まだ首を掻いている
数ヶ月後、指の間と外耳炎はかなり改善。でもまだ首をかなり掻いています。ニキビダニだけの問題ではなさそうです。



アレルギー検査へ
そこで食事アレルギーの血液検査をしました。結果を飼い主さんに見せたらびっくり!

毎日卵ボーロをあげていたんです。
好物のおやつですが、ここはやめて頂くことにしました。。。
😅お食事も療法食に変えて頂きました。
おやつ中止後の経過
一時期毛が薄かった耳もふさふさ。顎も指の間も綺麗になって全然気にしなくなりました😀





今回はおやつとお食事の変更でとっても良くなって喜んでいただけました。
嬉しいです🥰良かったね🥰
まとめ
食物アレルギーの原因は、毎日のご飯だけとは限りません。「ご飯はいろいろ試してます」とおっしゃる飼い主さんでも、おやつが原因になっているケースが意外と多くあります。食事の管理はおやつも含めて考えることが大切です。アレルギー検査が有効なケースもありますので、なかなか改善しない痒みは皮膚科に強い動物病院にご相談ください。
