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犬のニキビダニ症|アポキルが効かなくなったら要注意?ーー症状と治療法

ニキビダニ

ニキビダニって何?どうしてなるの?人や他の動物にうつる?アポキルをずっと飲んでいる子も注意?——そんな疑問にお答えします。

ニキビダニはヒトにもいる

いきなりですが、ニキビダニはヒトにもいます。あなたにも、私にも😅

常在菌という言葉を聞いたことがあるでしょうか。健康な人や動物が持っていて共存している菌のことですが、ニキビダニも同じで、健康な犬や人の毛孔(毛包)に住んで共存しています。

少し嫌かもしれませんが、自分だけ完全に清浄と思ってはいけない、ということですね笑

毛孔に住んでいます

ほぼ全ての犬(ヒトも)がニキビダニを毛孔に飼って共存しています。10箇所くらい毛を抜いて顕微鏡で見た時に1匹くらい見つかる程度であれば問題なく、皮膚病の症状は現れません。

分かります?毛孔に可愛い?ニョロニョロみたいなニキビダニが住んでいる図😙(本当はもっと小さいです)

実際はこんな感じです

でも、心配はいりません。ヒトにはヒトのニキビダニ、犬には犬のニキビダニがいて、犬からヒトへ移ることはありません。飼っている犬同士もうつりません。

免疫とのバランスが崩れると発症する

通常は自分の免疫がバランスを取ってニキビダニの異常繁殖を防いでいます。何らかの原因でこのバランスが崩れると皮膚炎になります。

若い犬(2歳以下)の場合、皮膚の免疫がまだ不完全なためにニキビダニが増えてしまうことがあります。ニキビダニに弱い体質の子(遺伝的なものも)は繰り返す傾向があり、生涯うまく付き合っていく必要があります。

若い犬のニキビダニ症

高齢犬の場合、アレルギー・内分泌疾患(ホルモン系の病気)・内臓疾患・免疫を抑制する薬の使用などで免疫が低下するとニキビダニ症を併発することがあります。

最近よく見かけるのがアポキルを2年ほど飲んでいる子でニキビダニ症になっているケース。アポキルが効かなくなってきたと感じたら、皮膚検査で確認することをおすすめします。

症状は多彩

幼犬では微妙な脱毛があるのに痒い、抗生物質が効かないという病変が多く見られます。高齢犬や基礎疾患のある犬では症状が重くなることもあり、重症では広範囲の皮膚炎になることも。きちんとした皮膚検査をしないと見つけることができません。

高齢のイヌや基礎疾患のあるイヌでは、↓のような病変や、

フケが目立ったり

重症化することもあります

数十年前だと良い治療法がなくて、安楽死なんてこともあったそうです😢

治療と背景となる病気

今は良い薬ができて、以前に比べると治療がしやすくなりました。

真上のひどい子も↓ はい、この通り😀

ただし、なぜニキビダニが増えてしまうのか、背景にある病気を探ることが大切です。若い犬であれば比較的あっさり治ることが多いですが、高齢犬ではアレルギー・内分泌疾患・内臓疾患など基礎疾患が隠れていることが多く、それを丁寧に探っていく必要があります。重症の場合は細菌感染の合併対策も必要です。

ニキビダニ症は皮膚検査をしないと見つかりにくい病気です。アポキルが効かなくなってきた、皮膚病が治らないと感じたら一度ご相談ください🐾

ニキビダニ症とよく似た発疹の皮膚病もあります。合わせて確認してみてください。

膿皮症皮膚糸状菌症脂漏性皮膚炎

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🐾 著者のコラムはこちら → note:獣医さんの徒然なるままに

人の顔ダニ(ニキビダニ)について、こんな記事を見つけました。

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